用途
統合失調症における神経認知機能の評価
診療報酬点数
該当せず
評価方法
評価バッテリー
評価項目
神経認知機能
概要
■MCCBとは
MCCBは、米国の国立精神保健研究所(NIMH)主導のMeasurement and Treatment Research to Improve Cognition in Schizophrenia(MATRICS)プロジェクトで開発された、統合失調症患者の認知機能を評価するための評価バッテリーである1。認知機能の改善を目的とする薬物治療の臨床試験において、認知機能の変化を評価するための標準的なツールとして用いられている。処理速度、注意/覚醒、ワーキング・メモリ、言語学習、視覚学習、推論と問題解決、社会認知の7つの認知機能領域を測定する10の検査によって構成されている。日本語版であるMCCB-Jは、MCCBの出版を許可されているMATRICS Assessment, Inc.および各テストの現著者の許可を得た上で、佐藤らにより作成されている2。
■評価方法
以下の検査を用いて、7つの認知機能領域の測定を行う。
処理速度:符合課題、カテゴリー流暢性、トレイルメイキングテスト
注意/覚醒:持続的注意集中検査
ワーキング・メモリ:ウェクスラー記憶検査 第3版(非言語)、語音整列(言語)
言語学習:ホプキンス言語学習テスト改訂版
視覚学習:簡易視空間記憶テスト改訂版
推論と問題解決:神経心理学評価バッテリー
社会認知:マイヤー・サロヴェイ・カルーソー感情知能テスト
■評価時間
約60~90分
連絡先
- 日本語版
MATRICS Assessment, Inc.
URL: https://www.matricsinc.org/
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