SHAPS-J(Snaith Hamilton Anhedonia Pleasure Scale日本語版)

用途

アンヘドニアの評価
 

診療報酬点数

該当せず
 

評価者

患者による自己記入式
 

評価項目

アンヘドニアに関連する項目
 

概要

■SHAPS-Jとは

SHAPSは、1995年にSnaithらにより開発された、アンヘドニアを評価するための14項目から構成されるツールである1。もともとは患者による自己記入式の評価方法として開発されたが、2014年には医師評価用として改変されたSnaith-Hamilton Pleasure Scale-Clinician Administered(SHAPS-C)も開発された2。SHAPSの日本語版(SHAPS-J)としては、2012年にNagayamaらYJ-EXPANDSにより作成されたものがある3
 

■評価方法

以下の項目に対して、4段階で評価する(詳細は、参考文献3. Nagayama H, et al. Intern Med. 2012;51:865-869.に掲載)。

  1. 私は好きなテレビやラジオ番組を鑑賞するのを楽しめます
  2. 私は家族や気の合う仲間と過ごすのを楽しめます
  3. 私は趣味や娯楽に楽しみを感じます
  4. 私は好きなものを食べるときに幸せを感じます
  5. 私は入浴やシャワーですっきりすると気持ちよく感じます
  6. 私は花の香り、爽やかな自然の香り、出来立ての食事のにおいを心地よく感じます
  7. 私は人々の笑顔を見るとうれしくなります
  8. 私はおしゃれをするのを楽しめます
  9. 私は読書をしたり、雑誌や新聞を読むのを楽しめます
  10. 私はお茶の時間を楽しめます
  11. 私は晴れた日や友人とのおしゃべりなど、日常のなにげない事を楽しいと思います
  12. 私はきれいな景色を見るとうれしくなります
  13. 私は人の役に立ったときにうれしく思います
  14. 私は人から誉められると良い気分になります

 

■評価時間

約5分
 

連絡先

  • 日本語版

日本医科大学 脳神経機能解析学講座
寄附講座教授 永山 寛 先生
〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5
Tel:03-3822-2131
E-mail:shinkeinaika@nms.ac.jp



 

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参考文献

  1. Snaith RP, et al. Br J Psychiatry. 1995;167:99-103.
  2. Ameli R, et al. PeerJ. 2014;2:e429.
  3. Nagayama H, et al. Intern Med. 2012;51:865-869.