UPSA-B(University of California San Diego, Performance-Based Skills Assessment-Brief)

用途

日常生活技能の評価
 

診療報酬点数

該当せず
 

評価方法

パフォーマンスアウトカム
 

評価項目

金銭管理技能
コミュニケーション技能
 

概要

■UPSA-Bとは

UPSA-Bは、2001年にPattersonらが開発した日常生活技能をロールプレイにより評価するためのバッテリーであるUPSA1の簡易版として、Mausbachらが開発・報告したものである2。UPSAが日常生活の5場面(金銭管理スキル、コミュニケーション、計画立案、交通手段の利用、家事のマネジメント)の課題について遂行技能をロールプレイで評価するのに対して、UPSA-Bは金銭管理技能とコミュニケーション技能の2場面を評価するものである。
UPSA-Bの日本語版は、住吉らにより作成された3
 

■評価方法

金銭管理技能とコミュニケーション技能課題から日常生活技能を評価する。
これら課題を各50点、総得点を100点とし、健常者と統合失調症患者を判別する最適なカットオフ値を検討した結果、総得点のカットオフ値は80点程度であると報告されている4
 

■評価時間

約15分
 

連絡先

VeraSci

3211 Shannon Rd., Suite 300; Durham, NC 27707 USA
+1-919-401-4642
https://verasci.com/ 

 

評価尺度一覧へ戻る

 

「日常生活機能や社会機能およびQOL」の他の評価尺度は、以下からご覧いただけます。

詳しくはこちら 

 

免責事項

本コンテンツは、各評価尺度について引用をもとに要約したものです。掲載する情報には、第三者による情報や他のウェブサイトへのリンクを通じてもたらされる情報が含まれることがあります。ルンドベック・ジャパン株式会社は、第三者が提供する情報や、当社がリンクを提供するその他のウェブサイトのコンテンツは管理しておらず、それらについて責任を負いません。情報に関しては、ページに記載している連絡先へお問い合わせください。

参考文献

  1. Patterson TL, et al. Schizophr Bull 2001;27:235-245.
  2. Mausbach BT, et al. J Psychiatr Res 2008;42:320-327.
  3. 住吉太幹. UCSD日常生活技能簡易評価尺度(UPSA-B)-日本語版; 実施及び採点マニュアル. 2011.
  4. 住吉チカ, 他. JPA 2014; Abstr 2EV-1-039.