用途
うつ病の重症度を評価
診療報酬点数
80点
評価者
患者による自己記入式
評価項目
感情
生理
心理
概要
■SDSとは
SDSは、Zung Self-rating Depression Scaleとも呼ばれ、1965年にZungにより開発された、20項目から構成される評価尺度である1。本来はうつ病の重症度を評価することを目的として開発されたものであるが、うつ病のスクリーニング2を目的として使用されることもある。
日本語版は、1973年に福田らにより作成された3。
SDSスコアの平均値は、健常者と神経症患者の粗点は海外よりも日本で高く、うつ病患者の粗点は海外と日本で大きく変わらなかった。また、スクリーニングに用いる際には、うつ病以外の抑うつ症状を示す疾患も拾い上げてしまう可能性がある。SDSを用いる際には、これらのことに留意する必要がある。
■評価方法
各項目は、「ないかたまに」、「ときどき」、「かなりのあいだ」、「ほとんどいつも」の4段階で評価する。重症度は以下のように判定する。
Zungの分類
・20~39点 正常
・40~47点 軽度
・48~55点 中等度
・56点~ 重度
日本語版の分類(以下の点数は目安)
・23~47点 正常
・39~59点 神経症
・53~67点 うつ病
■評価時間4
約10分
連絡先
株式会社三京房(本検査の著作権は株式会社三京房に帰属します)
https://www.sankyobo.co.jp/asds.html
【評価尺度一覧へ戻る】
「うつ病等の精神疾患の状態(重症度など)」の他の評価尺度は、以下からご覧いただけます。
免責事項
本コンテンツは、各評価尺度について引用をもとに要約したものです。掲載する情報には、第三者による情報や他のウェブサイトへのリンクを通じてもたらされる情報が含まれることがあります。ルンドベック・ジャパン株式会社は、第三者が提供する情報や、当社がリンクを提供するその他のウェブサイトのコンテンツは管理しておらず、それらについて責任を負いません。情報に関しては、ページに記載している連絡先へお問い合わせください。