SIDAS(Suicidal Ideation Attributes Scale)

用途

自殺念慮の評価
 

診療報酬点数

該当せず
 

評価者

患者による自己記入式
 

評価項目

頻度、制御可能性、自殺未遂への近さ、念慮に関連する苦痛のレベル、日常機能への影響

*この評価項目は英語のオリジナル版の参考訳を掲載しており、和英に齟齬があるときはオリジナル版の英文が優先する(2024年11月6日時点で日本語版は未作成)。

概要

■SIDASとは

SIDASは、自殺念慮の重症度を簡便に測定するウェブベースの尺度として開発された1。自殺念慮の属性(頻度、制御可能性、自殺未遂への近さ、念慮に関連する苦痛のレベル、日常機能への影響)を評価の対象としている。5項目から構成されており、合計点数が高いほど、より深刻な自殺念慮を反映するようにコード化されている。
 

■評価方法

以下の質問項目*について、0~10の点数をつけ、合計点数(50点満点)で評価する。なお、項目1の質問にて「0」と回答した場合は、項目2~5の質問をスキップし、合計点数を「0」とする。

  1. 過去1ヵ月の間に、どれくらいの頻度で自殺を考えたことがありますか?(0=全くない、10=常にある)
  2. 過去1ヵ月間、あなたはこれらの考えをどの程度コントロールできましたか?(0=コントロールできていない、10=完全にコントロールできている)
  3. 過去1ヵ月の間に、自殺未遂にどれだけ近づいていましたか?(0=全く近づかなかった、10=未遂に終わった)
  4. 過去1ヵ月間、あなたはどの程度、自殺の考えに苛まれたことがありますか?(0=全くない、10=非常にある)
  5. 過去1ヵ月間、自殺を考えることで、仕事、家事、社会活動など日常生活を送る上で、どの程度支障がありましたか?(0=全くない、10=非常にある)

*この質問項目は英語のオリジナル版の参考訳を掲載しており、和英に齟齬があるときはオリジナル版の英文が優先する(2024年11月6日時点で日本語版は未作成)。

 

■評価時間

約1分
 

連絡先

  • オリジナル版(2024年11月6日時点で日本語版は未作成)

Dr. Phil Batterham (co-developer)
philip.batterham@anu.edu.au



 

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参考文献

  1. van Spijker BA, et al. Suicide Life Threat Behav. 2014;44:408-419.