用途
慢性精神障害者の社会行動を評価
診療報酬点数
該当せず
評価者
面接者による評価
評価項目(点数)
- コミュニケーション(0~4)
- 会話内容の一貫性(0~4)
- 会話の奇妙さ(0~4)
- 社会との適切な接触(0~4)
- 敵意に満ちた交流(0~4)
- 関心をひく振るまい(0~4)
- 自殺・自傷の企図と行動(0~4)
- パニック、恐怖症(0~4)
- 過活動性(0~4)
- 独語、空笑(0~4)
- 妄想の行動化(0~2)
- 奇妙な姿勢、動き(0~4)
- ひんしゅく・マナー(0~4)
- 破滅的行動(0~3)
- 抑うつ(0~3)
- 性的逸脱行動(0~4)
- 身だしなみ・清潔度(0~4)
- 動きの鈍さ(0~4)
- 異常な活動性の低さ(0~4)
- 集中力(0~2)
- 社会的適応を妨げる行動(0~4)
概要
■SBSとは
SBSは、1986年にWykesらにより開発された、慢性精神障害者の社会行動を評価するための尺度である1。21項目から構成されており、アンカーポイントが明確にされているという特徴を有する。また、症状と重複する部分があるが社会的役割は含まれておらず、SBSはあくまでも「社会的に容認されない行動」について評価するものである。日本語版は公表されていないが、信頼性・妥当性については検証された報告がある2。
■評価方法
多くの項目では、0(=該当する行動が見られない)~4(=該当する行動がよく見られる)までの5段階で評価を行う。評価が2点以上だった項目数の合計はmild and severe problem scoreとして扱われ、3点以上の項目数の合計はsevere behaviour problem scoreとして扱われる。なお、評価にあたっては、病棟やデイケアのスタッフ、作業療法士などにより提供された情報も含めて評価することも可能である。
■評価時間
約5~6分(日本語版の場合)
連絡先
- オリジナル版
Professor Dame Til Wykes, Academics Supervisors
Head of the School for Mental Health & Psychological Sciences
Professor of Clinical Psychology and Rehabilitation. King's College London
E-mail:Til.wykes@kcl.ac.uk
URL:https://www.kcl.ac.uk/people/til-wykes
※SBSの使用許可については、Professor Dame Til Wykes(https://www.kcl.ac.uk/people/til-wykes)およびKing's College Hospital(https://www.kch.nhs.uk/patients-and-visitors/getting-to-kings/)にお問い合わせください。
【評価尺度一覧へ戻る】
「日常生活機能や社会機能およびQOL」の他の評価尺度は、以下からご覧いただけます。
免責事項
本コンテンツは、各評価尺度について引用をもとに要約したものです。掲載する情報には、第三者による情報や他のウェブサイトへのリンクを通じてもたらされる情報が含まれることがあります。ルンドベック・ジャパン株式会社は、第三者が提供する情報や、当社がリンクを提供するその他のウェブサイトのコンテンツは管理しておらず、それらについて責任を負いません。情報に関しては、ページに記載している連絡先へお問い合わせください。