用途
統合失調症およびうつ病を対象としたメタ認知の評価
診療報酬点数
該当せず
評価者
患者による自己記入式
評価項目
自己内省性(self-reflectiveness)および自己確信性(self-certainty)に関連する項目
概要
■BCISとは
BCISは、統合失調症およびうつ病患者におけるメタ認知の評価のために作成された、15項目から構成される評価尺度である1。この評価尺度には、認知の柔軟性を測るための9項目の自己内省性(self-reflectiveness)と、認知の硬さを測るための6項目の自己確信性(self-certainty)の2つの下位尺度がある。自己内省性には、自身のものの捉え方、考え方について個人がどの程度客観的に分析し、間違いを認める自発性を持っているかについて査定する項目が含まれている。一方の自己確信性には、個人が自己の体験および判断についてどの程度正しいと信じ、またその判断に対してどの程度固執しているかについて査定する項目が含まれている。その日本語版(BCIS-J)は、Uchidaらにより作成された2。国内で大学生および統合失調症患者を対象とした研究より、BCIS-Jの信頼性と妥当性が報告されている2。
■評価方法
全15項目に対して、「0点:まったくそう思わない」「1点:少しそう思う」「2点:かなりそう思う」「3点:完全にそう思う」の4段階で評価する。自己内省性のスコアから自己確信性のスコアを差し引くことで、BCISの総合指数が算出される。
■評価時間
約5分
連絡先
- 日本語版(BCIS-J)
尚絅学院大学 心理部門
准教授 内田 知宏 先生
URL:https://www.shokei.jp/institution/research/teacher/item.php?p=6
【評価尺度一覧へ戻る】
「身体症状や副作用、認知機能」の他の評価尺度は、以下からご覧いただけます。
免責事項
本コンテンツは、各評価尺度について引用をもとに要約したものです。掲載する情報には、第三者による情報や他のウェブサイトへのリンクを通じてもたらされる情報が含まれることがあります。ルンドベック・ジャパン株式会社は、第三者が提供する情報や、当社がリンクを提供するその他のウェブサイトのコンテンツは管理しておらず、それらについて責任を負いません。情報に関しては、ページに記載している連絡先へお問い合わせください。