UPSA-B(University of California San Diego, Performance-Based Skills Assessment-Brief)

用途

日常生活技能の評価
 

診療報酬点数

該当せず
 

評価者

その他*

*神経心理検査・パフォーマンスアウトカムなど客観的評価や、評価バッテリー・面接者・患者双方による評価・記入を含む
 

評価項目

金銭管理技能
コミュニケーション技能
 

概要

■UPSA-Bとは

UPSA-Bは、日常生活技能をロールプレイにより評価するための評価バッテリーであるUPSA1の簡易版として、2008年にMausbachらが開発・報告したものである2。紙幣・貨幣、電力会社の請求書、電話機などを用いて、金銭管理技能とコミュニケーション技能の2場面を評価する。UPSA-Bの日本語版は、住吉らにより作成された3

UPSA(UCSD Performance-Based Skills Assessment)は、2001年にPattersonらにより開発された1。日常生活の5場面(金銭管理、コミュニケーション、計画立案、交通手段の利用、家事のマネジメント)の課題について遂行技能をロールプレイで評価する。UPSAの評価には概ね30分程度を要する。

■評価方法

金銭管理技能とコミュニケーション技能課題から日常生活技能を評価する。
これら課題を各50点、総得点を100点とし、健常者と統合失調症患者を判別する最適なカットオフ値を検討した結果、総得点のカットオフ値は80点程度であると報告されている4
 

■評価時間

約15分
 

連絡先

日本語版
WCG 

URL: https://www.wcgclinical.com 

 

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参考文献

  1. Patterson TL, et al. Schizophr Bull 2001;27:235-245.
  2. Mausbach BT, et al. J Psychiatr Res 2008;42:320-327.
  3. 住吉太幹. UCSD日常生活技能簡易評価尺度(UPSA-B)-日本語版; 実施及び採点マニュアル. 2011.
  4. 住吉チカ, 他. JPA 2014; Abstr 2EV-1-039.