用途
健康および障害の評価
診療報酬点数
該当せず
評価方法
患者による自己記入式/面接者による評価
評価項目
認知、可動性、セルフケア、他者との交流、日常活動、社会への参加
概要
■WHODAS 2.0とは
The World Health Organization Disability Assessment Scheduleは、世界保健機関(WHO)が開発した健康および障害について評価するツールである1。1988年に作成された初版(WHO/DAS)は、主に精神疾患入院患者の機能を評価するために開発されたものであった。その後、国際生活機能分類(ICF)の構成要素と密接に関連付けられたversion 2.0(WHODAS 2.0)が作成された。WHODAS 2.0では、36項目版、12項目版、および12+24項目版から構成される3つのバージョンが作成された。WHODAS 2.0日本語版の翻訳権と出版権は一般社団法人日本レジリエンス医学研究所に与えられており、2015年に出版されている2。
■評価方法
- 36項目版
WHODAS 2.0のバージョンの中で最も詳細なものであり、生活機能に関する6 つのドメイン(認知、可動性、セルフケア、他者との交流、日常活動、社会への参加)におけるスコアを算出し、総合的な生活機能について評価可能である。
- 12項目版
時間的制約などが生じている場合に、総合的な生活機能の簡易評価が可能である。
- 12+24項目版
12項目版と36項目版が混成されているものである。問題のある生活機能領域を調べるために12項目を使用し、肯定的回答に基づいて24項目までの質問が追加される。
■評価時間
面接者の聞き取りにおける面接時間は、使用するバージョンにより異なる。
- 36項目版:約20分
- 12項目版:約5分
- 12+24項目版:約20分
連絡先
- 日本語版
一般社団法人日本レジリエンス医学研究所
〒158-0094 東京都世田谷区玉川3丁目20-11 マノア玉川第1 ビル205
電話:03-3700-2888東邦大学 医学部 心理学研究室
教授 田崎 美弥子先生
〒143-8540 東京都大田区大森西5-21-16
電話:03-3762-4151
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