用途
認知機能の評価
診療報酬点数
該当せず
評価方法
神経心理検査(客観的評価)
評価項目
幅広い注意、ワーキングメモリ、空間的探索、処理速度、保続、衝動性
概要
■TMT-Jとは
TMTは、幅広い注意、ワーキングメモリ、空間的探索、処理速度、保続、衝動性などを総合的に測定できる神経心理学的検査の1つである。もともとは、米国陸軍で使用された評価バッテリーの1つであったが、後にHalstead-Reitan Neuropsychological Test Battery(HRNB)に組み込まれた1。日本語版として作成されたTMT-Jは、20~89歳までの健常者を対象とした標準化が行われている。外傷性脳損傷による高次脳機能障害や軽度の認知症を有する患者における認知機能の評価に用いることができる。
■評価方法
TMTは、A4サイズの紙にランダムに提示された数字を1から順に一筆書きで繋いでいくパートAと、同様にA4サイズの紙にランダムに提示された数字と五十音(ひらがな)をそれぞれ交互に順に一筆書きで繋いでいくパートB(二重課題;dual task)から構成される。タスクの所要時間と誤反応数に応じて総合判定を行う。
■評価時間
約15分
連絡先
- 日本語版(TMT-J)
一般社団法人日本高次脳機能学会
Brain Function Test 委員会
URL: https://www.higherbrain.or.jp/(2024年6月20日閲覧)
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