うつ病と高齢者<ECNP 2023>
最近のシステマティックレビューによると、60歳以上の人々におけるうつ病の世界的な有病率は約28%と推定されています1。大うつ病性障害(MDD)と認知症の関係は複雑で、高齢者においてMDDと認知症の合併は珍しくなく2,3、認知症患者の約40%がうつ病の症状を経験すると推定されています4。現在、世界で約5500万人の認知症患者が存在していますが、2050年までにはこの数が1億3900万人に増加すると予想されています5。2023年10月7日~10日にスペイン・バルセロナで開催された第36回欧州神経精神薬理学会(ECNP)で行われたインダストリー・ミニセッションでは、Nicola Lautenschlager教授(メルボルン大学、オーストラリア)とLuis Agüera Ortiz教授(マドリード大学、スペイン)が登壇し、高齢者においていかにうつ病と併存する認知症を適切に同定、管理できるかについて議論されました。詳細は、インフォグラフィックをご覧ください6。
Our correspondent’s highlights from the symposium are meant as a fair representation of the scientific content presented. The views and opinions expressed on this page do not necessarily reflect those of Lundbeck.