EPA2021バーチャル会議(The 29th European Congress of Psychiatry、2021年4月10日~13日、バーチャル開催)のオープニングフォーラムにおいて、メンタルヘルスケアの全体的な質の向上には、患者が報告するアウトカム(PRO:Patient-reported outcomes)および経験に関する国際標準尺度が必要であることが述べられました。これは生活の質および機能回復により焦点が当たっていることを反映しているものです 現在、メンタルヘルスケアにおける治療の成功や失敗に関するPROのデータを日常的に収集しているのは、経済協力開発機構(OECD)に加盟している少数の国のみであることが1、Katherine de Bienassis(OECD、パリ、フランス)により報告されました。 このような取組みを促進し、各国で連携していくことは、国内および国際比較のための有意義な指標を作成するのに重要であるとBienassisは考えています2。
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