コラム「笠原 嘉 先生による最終講義」(全7回)

桜クリニック名誉院長/名古屋大学名誉教授の笠原嘉先生は、誰もが知る精神科医でいらっしゃいます。あらためて語られる「小精神療法」、そして70年に及ぶ診療を経て話される「病後の生活史」について、笠原先生の想いの詰まった全7回をぜひともご覧ください。

笠原先生からのメッセージ

今回この企画を依頼され、好機と思い引き受けました。私はひたすら診療室での臨床研究しか致してきませんでした。無芸というか、不器用というか。そして、これを私の最後の「論文」と致したいと思います。最後なので、思いきって「病後の生活史」についての考えをはじめて話しました。5年10年と長く診ていると、病気の自然経過(カタムネーゼ)だけではなく、病人の「病後の生活史」が自ずと見えてきます。神経症のみならず、精神病の人も、それなりの「病後の生活史」を作り上げることを知ります。それを作り上げる、彼や彼女をサポ-トする、そういう視点で小精神療法を致しております。

 

プロフィール

笠原 嘉(かさはら よみし)
桜クリニック名誉院長/名古屋大学名誉教授

1928年神戸生まれ。名古屋大学医学部教授、名古屋大学医学部附属病院院長、社団法人日本精神神経学会理事長など、数々の役職を歴任。1998年より桜クリニックで診療にあたる。

 

本動画では、笠原嘉先生にProgress in Mind Japan Resource CenterのWebコンテンツ用の取材であることを事前にご承諾いただいたうえで、テーマやご意見・ご見解をお話しいただいております。
字幕は、ご発言音声の文字化を目的としており、可能な限りそのまま掲載しています。 本動画の内容は個人的見解を含むものであり、弊社の公式見解を保証するものではありません。

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