髙橋 良輔 先生（京都大学総合研究推進本部 参与 特定教授）

 

不眠、うつ、不安は精神科領域の症状として非常に頻度が高いものです。一方でこれらの症状は神経疾患でもよく経験されます。たとえば不眠、不安はパーキンソン病の代表的な非運動症状ですし、うつもパーキンソン病だけでなくアルツハイマー病の発症前症状としてもよく知られています。最近、高齢者のうつや双極性障害で脳内にタウの蓄積がみられることが我が国から報告され注目されています。このように精神・神経疾患のクロスオーバー症状といえる不眠、うつ、不安を脳神経内科と精神科のトップエキスパートが解き明かす本ウェビナーは脳神経内科医にも精神科医にも大変意義深いものです。