CES-D(Center for Epidemiologic Studies Depression Scale)

用途

うつ病の診断・評価
 

診療報酬点数

80点
 

評価方法

患者による自己記入式
 

評価項目

非公開
 

概要

■CES-Dとは

CES-Dは、米国国立精神衛生研究所(NIMH)により疫学研究を目的として開発された、20項目から構成されるうつ病の診断評価に関する自己記入式の評価尺度である1。項目数が20と少なく、回答も1週間のうちの日数で評価するため被検者にとっては回答が容易である。日本語版は、島らによって作成され、SDSやHAM-Dとも高い相関が示されている2
 

NIMH:National Institute of Mental Health
SDS:Self-Rating Depression Scale
HAM-D:Hamilton Depression Rating Scale

 

■評価方法

各質問に対し、過去1週間の症状について「全くない/あっても1日も続かない」「1~2日」「3~4日」「5日以上」の4段階で回答する。各項目について0~3点の4段階で評価し(項目4、8、12、16は「全くない/あっても1日も続かない」~「5日以上」を3~0点で評価、その他の項目は「全くない/あっても1日も続かない」~「5日以上」を0~3点として集計する)、その合計点(0~60点)で判定する。カットオフは、オリジナル、日本語版ともに16点に設定されている。
 

■評価時間3

約10~15分
 

連絡先

  • 日本語版
    (株)千葉テストセンター

〒167-0022 東京都杉並区下井草4-20-18
TEL:03-3399-0194
https://www.chibatc.co.jp/

 

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参考文献

  1. Radloff LS. Applied Psychological Measurement. 1977;1:385-401.
  2. 島悟, ほか. 精神医学. 1985;27:165-173.
  3. (株)千葉テストセンター.CED-Dうつ病(抑うつ状態)自己評価尺度. https://www.chibatc.co.jp/cgi/web/index.cgi?c=catalogue-zoom&pk=136(2021年4月7日閲覧)